プンスカジャム

あなたのプンスカ、ジャムにしませんか

「もう、もうもう、もうもうもう、ぼくはおこった!」小学2年生のハルは、友だちのタニくんに遊ぶ約束をすっぽかされて怒っていました。プンスカしているハルの前に「ベーカリーあんぐり」「あなたのプンスカ、ジャムにします」と書いてあるふしぎな車があらわれて、中から、あぐりさんと名乗るおばあさんが顔を出しました。ハルは、あぐりさんとプンスカジャムを作ることになりました。プンスカジャムっていったいなんでしょう。

  • 読んであげるなら
    4才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,210(税込)
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基本情報

カテゴリ
幼年童話
ページ数
64ページ
サイズ
22×16cm
初版年月日
2021年09月05日
ISBN
978-4-8340-8628-7
テーマ
お友だち(新学期)/電子版

みんなの感想(13件)

大好きなくどうれいんさんの作品なので、見つけた時に嬉しくて嬉しくてお迎えしました。子どもの頃に出会えていたら…間違いなく私の親友になってくれる一冊だと思いました。そんな気持ちで読み終えた時にポッとお顔が浮かんだ、親友の反抗期の息子くんにもプレゼントすることにしました。きっと彼の親友になる一冊になると思います。

まもなく近くの漁港でカキの水揚げが始まり、小さな町がカキオコでにぎわう声が聞こえてきそうな日々を迎えております。このたび岡山県のひなビジョンで、貴社の御本を使用させていただき本当にありがとうございました。斬新で挿し絵もすばらしく、くどうれいんさんの言葉もテンポ良く響き、選んで良かったなぁと話し合っております。子どもの怒りをテーマにしたものではございますが、大人でも発想を転換し怒りの状態に留まらないこと、求心的にならず遠心的に俯瞰する視点をも教えていただきました。本当にありがとうございました!!! 

理想的な子どもそして大人でした。私もあぐりさんのようになりたいです。今66歳の祖母です。この本は自分のために求めました。孫がもう少し大きくなったら読んであげます。

おはなしがおもしろくてわらいました。

「もう、もうもう、もうもうもう」このワードをきっかけに読んでもらうから→読む楽しさを覚えました。お友達の気持ちを考えたり(もう少し大きくなったら)自分の気持ちの整理の方法などにも、気付きを得られる内容だと思いました。でも先ずは、内容が子どもにとって「おもしろーーーい」が一番良かったです。

くどうれいん様 はじめまして、れいんさんのこと、空腹本が発刊される前から(2016年頃)応援しております。れいんさんの短歌や小説はたくさん読んできましたが、今回は初めての児童書。れいんさんワールド全開のあたたかく優しい世界にほっこりしました。ハルくんが自分のプンスカに向き合っているシーンは、私自身自分の怒りの感情としっかり向き合えていないなあ、と読んでいてハッと気がつきました。あぐりさんがジャム作りを通して、怒りとの向き合い方を教えたように、私もプンスカした日はキッチンに立ち、ピンク色のさいばしでおいしい料理を作ってみようと思います。

くどうれいんさんがどんな児童書を描かれるのだろうと、少しどきどきして読みました。よい意味で裏切られました。いいですね。絵がこれまた「昭和」です。文庫の子たちに読んであげたいなぁと思います。くどうれいんさんのますますのご活躍をお祈りしています。

くどうれいんさんの絵本ということで、他県に住む娘の所へ送りました。孫二人に読み聞かせてくれたら嬉しいです。コロナが収束したら訪ねて行き、私が読んであげる事が今の楽しみ、目標です。(折り目を付けずに一度読みました。私もプンスカジャム沢山作れそうです。)

わたしのパートナーはよく怒ります。そして、自分が納得できるまでその怒りを手放しません。メラメラとわいてくるそれを見ながら、どうしてあげればいいのかいい答えがありませんでした。なんだ、お茶をだしてあげればいいのか、それならおいしいケーキも用意しよう。相手の行動を受けとめるという行為は、自分自身と向き合うことにもなりました。大人だからこそ、ぜいたくにたのしむことが出来ました。ありがとう。お礼に大きなパンをおくります。くどうさんのジャムをたっぷりうけとめます!! くどうさん、くりはらさん、おふたりのサイン入り本を手に入れました!! 最高だ!!

私は「瞬間湯沸かし器」のように怒る所があります。祖父や父からの遺伝です。失敗数知れず。くどうさんの本を読んで 「本当は伝えたいことがあるから怒るのだ」 と改めて思いました。上手に怒ることは大切で修練の要ることですね。楽しく読みました。

孫は、生後9ヶ月の時に、パパの転勤で海外に行き、その後向こうで暮らしています。ママの「読み聞かせ本」に最適と思い、この本を購入しました。P20の「まんつ まんつ ねまれのす!」は私には解りますが、ママと孫には理解できないかもしれません。また、P22の「どんぐり小学校」は宮沢賢治のワールドを彷彿とさせ、とても好ましく思えました。この本を近々、孫に向けて送りたいと思います。

わたしは、喜怒哀楽の中で「怒」が一番苦手です。たしかにイライラしたり怒りたくなることはたくさんあるのに、怒ることはダメなこと、と、気付いた時には思ってしまっていた気がします。そんな苦手意識のある「怒」の感情をこんなにも優しく、自然なこととして描いているこの作品、読んでいて心がほぐれていく感じがしました。わたしもたまにはドスンドスンと足音鳴らして、もう! もうもう! もうもうもう! と声に出してみよう。大切な1冊です。

「怒り」はとてもワガママな感情です。何かが見えなくなっていたり、何かが聞こえなくなっていたり、プンスカ指数が急激に上昇すると大人の私ももうとまらない。アンガーマネジメント、6秒ガマンして落ちつこうなんて思ったり、甘い物食べて何とか幸せパワー注入してやりすごしています。あぐりさんの盛岡弁のおまじないは、ふふふと笑みがこぼれほっこりしました。子ども達の感想が早く知りたいな。

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