見知らぬ友
10代。さびしくて、ほろ苦くて、いつも何かを探してる。
ピンチになるとなぜか現れる「見知らぬ友」。おかげで算数のテストで満点がとれ、好きな子に思いが通じた。大人になってからは仕事も家庭も順風満帆、のはずだった…。不器用で、女の子にはもてずお金もない、さえない「ぼく」をめぐる、表題作をはじめとする10編の物語。アルゼンチンの実力派作家が若い読者に贈る、人生の秘密とほろ苦さと、ささやかな喜びに満ちた短編集。
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読んであげるなら
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自分で読むなら
中学生から
カテゴリ | : 読みもの |
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定価 | : 1,870円(税込) |
ページ数 | : 152ページ |
サイズ | : 19×14cm |
初版年月日 | : 2021年02月15日 |
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ISBN | : 978-4-8340-8468-9 |
シリーズ | : 世界傑作童話 |
その他の仕様 +
みんなの感想(3件)
「見知らぬ友」が特に印象に残った。最後のどんでん返しが、面白い。つまり最後の最後まで主人公は見知らぬ友に助けられたってこと。それが見知らぬ友の本意ではなかったにせよ。他には「ヴェネツィア」 「クラス一の美少女」も心に残った。何だか本当にありそうな話で、展開にひきこまれた。この3つの話は、いずれも時間の経過が物語の展開の鍵になっているなあと思った。還暦をむかえ、時のうつろいを意識する世代だからそう思うのか。興味や関心があることは、福音館といえば「こどものとも」。私は563号の「くものすおやぶんとりものちょう」が大好きで、その文体も細かな絵も(虫やら歌舞伎舞台風の家屋)超お気に入りです。ハードカバーももってます。売れるかどうかは?ですが、日本の神話や古典の子ども向け本できちんとした絵のものがあれば、子どもたちに紹介しますね。
村松 敦子さん
はじめてアルゼンチンの児童文学をみたが、なかなか面白い。今後もこういうものをどんどん出してほしい。
矢野 一郎さん
「クラス一の美少女」という話が特に印象深く、何とも言えない気分になった。
ゆいさん
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