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赤毛のゾラ 上
文庫版
1940年ごろのクロアチア、アドリア海に面した港街セニュ。街に住む12歳の少年ブランコは、母親を亡くし、天涯孤独の身となる。ゆく当てもなく途方に暮れ、空腹に耐えかねたブランコは、落ちていた魚を拾ったために捕まり、投獄されてしまう。一部始終を見ていた赤毛の少女ゾラは、仲間のみなしごたちとともにブランコを牢屋から救い出す。『長くつ下のピッピ』のモデルとされ、ヨーロッパの少年少女に愛されてきた冒険物語。
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読んであげるなら
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自分で読むなら
小学高学年から
カテゴリ | : 読みもの |
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定価 | : 770円(税込) |
ページ数 | : 304ページ |
サイズ | : 17×13cm |
初版年月日 | : 2016年11月10日 |
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ISBN | : 978-4-8340-8306-4 |
シリーズ | : 福音館文庫 |
その他の仕様 +
みんなの感想(1件)
私がこの本を読んだのは大人になってからだったので、大人の目線で読みました。ブランコが親を失って、ゾラたちの一味に加わってからも、この子たちはこの先どうなってしまうのだろうという不安を抱えながら読みすすめました。きっと子どものころに読んでいれば、彼らの冒険にワクワクするだけだったと思います。ゾラたちと行動を共にするようになってからも、どこか不安定でその場しのぎだったブランコが、最後に自分の居場所を得たとき、とてもホッとしました。現代でも生きるために罪を犯さなければいけない子どもは多いです。そういう子どもを減らすヒントがこの作品にはあると思います。
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