●子どもは、ふね(主人公)の絵よりも、はじめのほうに描かれている小さな絵にも興味をもつ。 →大人の見方と子どもの見え方はちがうんだなぁ ●大人は、ふねの言葉に“ハッ”とさせられる。子どもは、その言葉を聞いてクスクス笑う。 →大人の聞き方と子どもの聞こえ方は同じじゃないんだなぁ ◎いつまでも読んでいたい本です。感謝!
基本情報
- カテゴリ
- 絵本
- ページ数
- 32ページ
- サイズ
- 25×25cm
- 初版年月日
- 2024年02月10日
- シリーズ
- 日本傑作絵本
- ISBN
- 978-4-8340-8773-4
- テーマ
- ー
みんなの感想(6件)
味わい深く読みました。ふねのかたちが好きです。色の重なりや境界線にも興味をもちました。五味さんが少し前にチェロを始められたと知り、深くうなずいた次第です。私も昨年5月からドラムスレッスンに通い始めています。リズムや音色が体に必要です。
88歳、自分の為の本。色もエモーションも大好き!ルンルンしましたョ。前向きでヤッホー!
先ずはサーチライトに照らされているみたいで可愛いカバーデザインに期待が高まりつつ、黒いカバーから取り出しました。色がきれい。きらびやかではないのに、とてもとても色がきれい。死生感を感じると共に哲学的な絵本だと思いました。五味太郎さんの本はいつも何かを励ましているように感じます。私は例えると何だろう?「私はたんぽぽ」と思いました。この問いを下さり感謝です。
一隻の小さな船が、海を航海しても大きな船に邪魔扱いされ、さらに嵐にまきこまれて救助されても陸に置き放しにされてしまうところは、まるで寛容性なしと異質排除の多い、日本の今の世の中をよく風刺していると思いました。それでもたくましく生きる小さな船に、応援したくなります。色彩もきれいで心に残ります。
「ぼくはぼく」「ぼくはふね」で終わるこの絵本も、五味先生らしい優しく頬が緩む表現ながら鋭い視点の絵本で考えさせられました。「おれはおれ」「おれはひと」と思いながら、ひと社会で生きているおれの、これ迄とこれからを見つめ直そうっと!!
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