みなさまのリクエストで刊行決定!『もぐもぐ がじがじ』『おいちにの だーるまさん』『ぴーぴー ばっくしまーす』
1995年の創刊以来、毎月新作をお届けしている月刊絵本「こどものとも0.1.2.」。
月刊絵本で作品を楽しんでいただいた多くの方から「あの絵本をもう一度読みたい」「子どもが気に入っているのでぜひ復刊して!」という声も、たくさんお寄せいただいています。
今年、創立70周年を迎えた福音館書店では、読者のみなさまのリクエストをもとに再び刊行(ハードカバー化)する作品を決めるキャンペーンを実施し、計2,444通のリクエストをいただき、この度3作品のハードカバー化が決定しました。
今回は、その3作品をご紹介します!
『もぐもぐ がじがじ』
お昼ごはんの時間です。あみちゃんがミートボールを「あーん」。「もぐもぐ がじがじ もぐもぐ がじがじ ごっくん」。ともくんがブロッコリーを「あーん」。「もぐもぐ がじがじ もぐもぐ がじがじ ごっくん」。「もぐもぐ がじがじ」という擬音にあわせて、ごはんを勢いよく食べる子どもたちを描きます。食べることの喜びにあふれた絵本です。
この作品は月刊絵本「こどものとも0.1.2.」2017年1月号で刊行された作品です。読者や園の先生から、「丸呑みのくせがあったのですが、よく噛むことの大切さをリズミカルな言葉で楽しく伝えることができて大変助かりました」「苦手な物や、食事中遊びだしてしまっても、『○○ちゃん、あ-ん。もぐもぐがじがじ、ごっくん』と言えば笑顔で食べてくれます。食事が楽しくなる魔法の言葉です。」「給食前にこの絵本を読むと、子どもたちがとても喜んで食事の時間を過ごしています」など、復刊のリクエストがたくさん寄せられました。食べることが大好きになる一冊です。
『おいちにの だーるまさん』
「おいちにの だーるまさん」のかけ声に合わせて、赤いだるまさんが登場すると、ボールをぽんとけりました。続いて、緑のだるまさん、黄色のだるまさん、水色のだるまさん、ピンクのだるまさんも順番に登場して、シーソーに乗ったり、縄跳びしたり、泥遊びしたり、元気いっぱい遊びます。
この作品は月刊絵本「こどものとも0.1.2.」2011年1月号で刊行された作品です。文章のこばやしえみこさんは、長年わらべ歌の教室を主宰され、その経験から多くのすぐれたわらべ歌の絵本を作ってこられました。絵は、こいでやすこさんが描かれた生き生きとしただるまさんの下絵をもとに、小渕ももさんが彩色と仕上げをして、躍動感あふれる楽しい絵本が完成しました。
多くの読者の方から「暗唱できるくらい子どもたちと一緒にみました」「リズミカルな言葉の繰り返しに合わせるかのように、身体を自然とゆらして楽しんでいます」など、単行本化を望む声が多数寄せられ、このたび復刊することになりました。わらべ歌の持つリズムのよい言葉と、生命力あふれる魅力的なだるまさんの絵の弾むような絵本です。
『ぴーぴー ばっくしまーす』
「ぴーぴー ばっくしまーす」と、ねずみくんが線を引きながらバックしていると、「どん!」と、うさぎさんにぶつかります。2匹は「あはは」と笑って、またバックします。今度はくまさんにぶつかって「あはは」、それからごりらくんにぶつかって「あはは」。みんなうれしくなって、一緒に「ぴーぴー ばっくしまーす」。軽やかに描かれた動物たちが、やさしく愉快な遊びの世界に誘ってくれます。
この作品は月刊絵本「こどものとも0.1.2.」2010年12月号で刊行された作品です。「『ばっくしまーす』の後の 『どん!』『あはは』が楽しくて何度も息子と楽しみました」「読み終えると、子どもたちがすぐに真似をして、『ぴーぴー ばっくしまーす!』の声が聞こえます。ハートわしづかみです!」など、たくさんの復刊リクエストの声が寄せられました。熱いリクエストの声に応えて、このたび待望のハードカバー化です! 子どもたちと笑いながら楽しめる、幸福感に満ちた名作です。
月刊絵本「こどものとも0.1.2.」と、その中からハードカバー版として刊行された「0.1.2.えほん」シリーズについて紹介する特設サイト【0.1.2.からはじめる絵本の時間】がオープンしました!
担当K・たくさんのリクエストをありがとうございました! みなさまからのリクエストはこちらからご覧いただけます!
2022.09.16