エルマーについて

勇敢で心優しい男の子の冒険物語
9歳の男の子エルマーは、親しくなったのらネコから、「どうぶつ島」で野蛮な動物たちにとらわれている、かわいそうなりゅうの子どもの話を聞きました。りゅうの子を助けにいくことにしたエルマーは、チューインガム、むしめがね、はぶらしなど、リュックに入れて持ってきた身近な道具を使いながら、機転を利かせて危機を切り抜けていきます。

母娘で作り上げたエルマーの世界
幼い頃からお話を考えるのが好きだったルース・S・ガネットさんは、22歳のときに『エルマーのぼうけん』を書き始めました。秋からスキー場のロッジでアルバイトをしていた彼女は、雪が積もるまでの間、お話を描くことにしたのです。挿絵を手掛けたのは、彼女の父親と再婚し、義理の母となった挿絵画家のルース・C・ガネットさん。母娘の共同作業で『エルマーのぼうけん』が生まれたのです。

エルマーのリュックの中には…
チューインガム、ももいろのぼうつきキャンデー2ダース、わゴム一箱、黒いゴム長ぐつ、磁石が一つ、歯ブラシとチューブ入り歯磨き、虫めがね6つ、さきのとがったよく切れるジャックナイフ一つ、くしとヘアブラシ、ちがった色のリボン7本、『クランベリいき』と書いた大きなからのふくろ、着替えを何枚か、船に乗っている間の食料(ピーナッツバターとゼリーをはさんだサンドイッチを25と、リンゴを6つ)。
登場人物
- エルマー
- この物語の主人公。りゅうの子を助けに冒険に出る、勇敢で心優しい9才の男の子。
- りゅうの子
- 「どうぶつ島」で動物たちにとらわれていた、りゅうの子ども。金色の翼で空を飛ぶ。
- のらネコ
- ある雨の日にエルマーが出会った、年をとったのらネコ。たくさん旅をしてきた賢い猫。
- カナリヤのフルート
- 以前エルマーが逃してやったカナリヤ。嵐の夜に不時着した「カナリア島」で再会した。
- りゅうの家族
- お父さんとお母さん、6匹の女きょうだい、そして7匹の男きょうだいがいる。
エルマーを書いた人

「エルマーのぼうけん」シリーズについてもっと知るのにぴったりなのが、作者のルース・S・ガネットさんへのインタビューをまとめた『「エルマーのぼうけん」をかいた女性 ルース・S・ガネット』です。幼少期の思い出から執筆時の思いまで、「エルマーのぼうけん」シリーズをさらに楽しめるエピソードが満載の一冊です。