だるまちゃん
だるまちゃんとその友だちがくりひろげる豊かな「遊び」の世界が絵本になった「だるまちゃん」シリーズ。2017年に、第１作目『だるまちゃんとてんぐちゃん』の刊行から50周年を迎えました。
だるまちゃんについて
伝統玩具がモチーフのだるまちゃん
どんぐりまなこに太いまゆげとりっぱなひげ、赤い衣のずんぐりボディからはかわいい手足がにょっきり出ている「だるまちゃん」。だるまちゃんも、だるまちゃんの友だちも、全国各地の伝統玩具がモチーフになっています。作者の加古里子さんが、日本ならではのおもちゃでおもしろいものができないか……と、生みだしただるまちゃんは、50年もの間、子どもたちに愛されています。
子どもたちの大好きな遊びが満載
だるまちゃんの絵本には、子どもたちが大好きなものがたくさんつまっています。ものづくし、おいしい食べ物、そして数々の遊び！ 外遊びも、うち遊びも大好きなだるまちゃんたちは、プール、手あそび、お絵かき、おはじき、釣り、植物遊び、相撲など、自分たちで色々な工夫をこらして、遊びの世界に没頭するだるまちゃんたちは、小さな子どもたちそのものの姿だともいえます。
だるまちゃんの本
登場人物
- だるまどん（おとうさん）
- だるまちゃんの望みをなんでもかなえてあげようと張り切る子煩悩なお父さん。加古さんのお父さんがモデルだとか。
- おかあさん
- いつもやさしいお母さん。だるまの世界では、女の人も成人になると三日月形のひげがはえてくるようです。
- だるまこちゃん（妹）
- ままごとと人形遊びが大好きな女んの子。お母さん似のようで、小さな目とおちょぼ口が愛らしいですね。
- おじいさん
- 三世帯同居のだるまちゃんのおうち。おじいちゃんは、眉毛もひげも真っ白で、いつもニコニコしています。
- おばあさん
- かわいらしいメガネをかけているおばあさん。だるまちゃんやだるまこちゃんの毎日を見守っています。
- てんぐちゃん
- 手にはうちわ、頭に小さな烏帽子をかぶり、高い鼻をした、小さなてんぐの男の子。だるまちゃんの憧れです。
- かみなりちゃん
- 空の上から落ちてきたかみなりの男の子。雲の上にある、かみなり町いなずま通りに７人家族で暮らしています。
- うさぎちゃんとうさぎこちゃん
- 冬、雪の野原で出会ったうさぎの兄妹。だるまちゃんと、雪だるまや雪うさぎを作って楽しく遊びます。
- とらのこちゃん
- とらのまち３丁目に住む、とらの男の子。お父さんはペンキ屋さんで、だるまちゃんたちはその仕事を手伝います。
- だいこくちゃん
- 望みの品がなんでもでてくる「うちでのこづち」を持っている、男の子。だるまちゃんもまねして「こづつ」を作ります。
- ３人のてんじんちゃん
- 烏帽子と青、黄、黒の狩衣がトレードマークのてんじん３兄弟。畑仕事をする両親のためにおにぎりを作ります。
- やまんめちゃん
- 山の崖のほら穴に、おばあさんと３匹の山犬たちと暮らす女の子。だるまちゃんのはじめてのガールフレンドです。
- におうちゃん
- お寺の和尚さんの孫。力自慢で、体が大きいのでみんなに「におうちゃん」と呼ばれています。
だるまちゃん音頭ができました
