国際化が進む今、小学校での外国語活動をはじめとして、
子どもたちが英語に触れる機会は、少しずつ増えているのではないでしょうか。
「英語でたのしむ福音館の絵本」は、小学校で初めて英語にふれる子どもたちに
向けたシリーズです。子どもたちと英語との出会いが、より楽しく、
わくわくするような経験になるよう、ロバート キャンベルさんによる、
原文の味わいを生かした英文でお届けします。
世代を超えて読みつがれてきた絵本の中から、
はじめて英語に出会う子どもたちに適した作品を厳選。
『きんぎょが にげた』『おつきさまこんばんは』など、
親しみ深い絵本を楽しみながら、英語に触れられます。
訳文を手掛けたのは、日本文学者のロバート キャンベル氏。
原文のニュアンスを大切にした英訳を通して、子どもたちは
絵本の世界にすんなり入っていくことができます。
子どもたちにとって、英語とのはじめての出会いが楽しいものであってほしい。そんな思いで刊行した「英語でたのしむ 福音館の絵本」シリーズは、外国語活動の入り口として、小学校での活用にもぴったりです。
「英語でたのしむ 福音館の絵本」は、小学校で初めて英語にふれる子どもたちに向けたシリーズです。幼い頃に親しんだ絵本を通して、楽しみながら英語の魅力にふれてもらえたら嬉しいです。
原文の味わいを生かしながら正確で美しい英文に訳してくださったのは、あのロバート キャンベルさん。小学生だけでなく幅広い世代に楽しんでもらえるものにしたいと、初めての絵本の英訳に取り組んでくださいました。英語との出会いがより魅力的で楽しいものとなりますように!
編集部より
米国出身。日本文学の研究者であり、近世から明治期の文学を専門とする。東大名誉教授。国文学研究資料館館長。主な編著に『井上陽水英訳詞集』(講談社)、『ロバートキャンベルの小説家神髄現代作家6人との対話』(NHK出版)、『Jブンガク英語で出会い、日本語を味わう名作50』(東京大学出版会)などがある。絵本の英訳は今回が初めて。
日本文学者 ロバート キャンベル
絵本の英訳は初めてのことで……びっくり。
同じ日本語でも、絵が入ることで英語がどんどん変わっていくのです。
『きんぎょが にげた』の「にげた」など、物語の始まりと最後とでは 気持ちのニュアンスがちょっと違っていて、正直悩みました。
英語に置き換えると、ときめきが増える!