昔話で世界をめぐる「こどものとも 世界昔ばなしの旅セット」

福音館の月刊絵本「こどものとも」は、2026年4月で創刊70周年を迎えます。70周年は「絵本は一生の友」をテーマに、物語に出会う喜びをより多くの子どもたちに届けられる企画を準備中ですが、その一つとして、世界中に「友」ができる「こどものとも 世界昔ばなしの旅セット」を刊行いたします。2024年4月に第一弾を刊行し、2025年4月に第二弾、70周年を迎える2026年4月に第三弾をお届け! 周年に向けて、昔話の魅力をお伝えしていきます。                                                    ※第一弾、第二弾は、1997年に刊行して好評だったセットの復刻版です。2026年刊行予定の第三弾は、今回新たに選書し新セットとして刊行いたします。

昔話とは

みなさんは、「昔話」と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか? 「ももたろう」「いっすんぼうし」などの物語を思い起こす方もいれば、なんとなく地味で古くさい、怖くて子どもにはちょっと… と敬遠される方もいることでしょう。

昔話は、長い歳月をかけ、人々の口で語られ耳で聞くことで伝承されてきたおとぎ話です。子どもの頃に聞いたお話を思い出しながら次の世代に語る。そうして受け継がれる昔話は、人生において大切な価値観や知恵がしっかりと織り込まれつつ、子どもたちにも受け止めやすい簡単明瞭な語り口になっています。

さまざまな国と地域の昔話に触れることは、物語のおもしろさを味わうことはもちろん、その地で長く大切にされてきたものごとや考え方に出会うことでもあります。世界中の情報を気軽に入手できるようになった今こそ、それぞれの地で受け継がれてきた昔話を楽しみながら、言葉や文化の異なる人々の暮らしや価値観に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

【2025年4月刊行】 豊かに息づく文化に出会う第二弾

2025年4月刊行の第二弾は、アジア・オセアニア・北南米・アフリカなどの地域で親しまれてきた物語が15冊。文化の多様性や昔話そのものの魅力を感じとってもらえるお話がそろっています。


こどものとも世界昔ばなしの旅Ⅱセット


エングラシアおばちゃんのおくりものニカラグアのお話

おおきなカエル ティダリクオーストラリア アボリジニ・ガナイ族のお話

おおきなかぬーポリネシアの民話

おおぐいひょうたん西アフリカの昔話

おばけのトッケビ韓国・朝鮮の昔話

ガラシとクルピラブラジルのお話

こかげにごろり韓国・朝鮮の昔話

コケーナと であったチャンゴアンデスの民話

サルとトララオス・モン族の民話

とうもろこしおばあさんアメリカ・インディアン民話

バオバブのきのうえでアフリカ・マリの昔話

はじめてのかりモンゴルのお話

ひゃくにんのおとうさん中国のお話

ファンが悪魔をつかまえたメキシコの民話

ほしのむすめたちカナダ・インディアンの昔話

【既刊】地域色豊かな昔話がそろう第一弾

2024年4月刊行の第一弾は、アジア・南米・アフリカなどの地域で親しまれてきた物語が15冊。どれも力強いイメージとともに語られるおもしろいお話ばかりです。


こどものとも世界昔ばなしの旅セット


おひさまを ほしがった ハヌマンインドの大昔の物語「ラーマーヤナ」より

おどりトラ韓国・朝鮮の昔話

かものむすめウクライナの昔話

もどってきた ガバタばんエチオピアのお話

チャマコとみつあみのうまメキシコ・ミステカ族のお話

われた たまごフィリピン民話

おにより つよい おれまーいサトワヌ島民話

マリアとコンドルペルーの民話

ちいさなりょうし タギカークアジア・エスキモーの昔話

まじょのひパプアニューギニアの昔話

しろいむすめマニアマゾン・インディオのお話

カガカガ北米先住民の創世神話

かたつむりとさるラオス・モン族の民話

あくまのおよめさんネパールの民話

ゆうかんなアジク中国満族の民話

第三弾は2026年4月刊行予定!

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