『ひと粒のチョコレートに』~こだわりの装丁~
「お菓子の王様」チョコレート
おいしくとける その秘密
おいしくとける その秘密
『ひと粒のチョコレートに』
佐藤清隆 文 / junaida 絵
定価:2,200円(税込)
口の中でトロッととけて、おいしさが広がるチョコレート。その秘密をとく鍵は、カカオの不思議な性質にありました。しかしその性質ゆえに、チョコレートが生まれるまでには人類が熱帯でカカオに出会ってから一万年近くの長い歴史が。カカオの実がチョコレートになるまでには、自然のちからや人間の工夫や努力、そして科学と歴史がたくさんつまっています。
そのチョコレートについて、チョコレート研究の第一人者・佐藤清隆さんと画家・junaidaさんが大人にも子どもにも分かりやすい1冊にまとめてくれた『ひと粒のチョコレートに』は、2021年に月刊誌※で刊行され、たちまち品切れに。
単行本化にあたり追加された挿絵や新たに描き下ろされた表紙絵に加え、チョコレートのパッケージのような遊び心いっぱいのブックデザインにも注目です。
※月刊たくさんのふしぎ 2021年4月号
まるで「板チョコ」! ユニークな装丁にご注目!
「板チョコみたいな本を作りたい!」という作り手のこだわりがつまった、その装丁について、ここではご紹介します。
まずは正面。板チョコを意識し、月刊誌よりもちょっぴり縦長の比率になっています。
次はカバー。まるで銀紙からチョコがのぞいているかのように上部が一部欠けているんです! 本をカバーから抜いてみるとより板チョコのように見えてきませんか?!
実はこのカバー、色を表現するために実際に銀紙に印刷されています。光の加減や見る角度で全体的にキラキラと見える豪華な印象になっています。
そしてこのカバーの裏表紙側のそでで小口を巻き込むと、板チョコのパッケージ側面そっくりになるんです!
実際にお手元の板チョコと比べてみても楽しいですね!
チョコレートを食べながら、その奥深い世界も味わってみませんか?