宇宙の「近さ」を感じる旅へ『うちゅうはきみのすぐそばに』
みなさんは、宇宙と聞いてどのような場所を想像しますか? 宇宙飛行士が滞在する国際宇宙ステーション、たくさんの星がまたたく美しい光景や、すべてを飲み込んでしまうようなブラックホール、あるいはSF映画で目にする異世界のような場所でしょうか。
わたしたちの暮らす地上から、かけ離れた場所のように思われがちな宇宙ですが、実は意外にも近いところにあるのです。絵本『うちゅうはきみのすぐそばに』と一緒に、地上から空へ、そして宇宙へと少しずつのぼっていきながら、宇宙の「近さ」を感じる旅に出てみましょう!
絵本の紹介
『うちゅうはきみのすぐそばに』
いわや けいすけ 文 / みねお みつ 絵 / 2018年1月20日 / 定価(本体1,400円+税)
内容紹介
絵本の始まりは、広い公園。男の子の手を離れた風船が、ふわふわと空に漂っていきます。街の中を少しずつ風に流されながら、だんだんと高くのぼっていき、建物のない高さまでやってきました。今度は飛行機と一緒に雲の中を抜けると、深い紺色の空が広がっています。そして飛行機も飛ばない高さまでやってくると、昼間だというのに星が輝く、地球と宇宙との境目につきました。そして、その先にはもちろん……。
著者の紹介
文 / いわや けいすけ
1986年、福島県生まれ。北海道大学工学部在学中より風船を使った宇宙開発に取り組み、卒業後会社を設立し研究開発を進めている。執筆や講演活動なども。著書に『宇宙を撮りたい、風船で。』(キノブックス)がある。詳しくは、ホームページ(「ふうせん宇宙撮影」)へ。
●『うちゅうはきみのすぐそばに』刊行記念エッセイ「宇宙が大好きだ」
絵 / みねお みつ
東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。8年ほど公募団体に所属しタブローを発表の後、個展活動とともに絵本の創作をはじめる。絵本に『でんしゃは うたう』(三宮麻由子 文)『モノレールの たび』(以上、福音館書店)、『そらからみると』『エアポートきゅうこう はっしゃ!』(PHP研究所)などがある。
『うちゅうはきみのすぐそばに』の次の一冊
宇宙や星についてもっと知りたい!
『うちゅうはきみのすぐそばに』を読んで、宇宙に興味が出てきたというお子さんには、より詳しく宇宙について知ることができる加古里子さんの『宇宙』や、地上から星を観察するのにぴったりの『星座をみつけよう』など、宇宙や天体を扱ったこちらの作品をおすすめします。宇宙・天体の作品を見る
作者・いわやけいすけさんも読んでいた「みるずかん・かんじるずかん」
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