林明子デビュー50周年記念
「絵本づくりの思い出」
2才から
『はっぱのおうち』では、雨粒をたくさん描くのが楽しかったのを覚えています。くもの巣に並んだ水玉には、文字が隠されています。『おでかけのまえに』では、筒井頼子さんがお弁当の材料を作ってくれました。テーブルの前でパンを食べているのは、筒井さんのお嬢さんのあやこちゃん本人です。『おいていかないで』で、お兄ちゃん役をしてくれた甥のゆうちゃんは、腹這いになって本を読むアイディアを出してくれたので、大助かりでした。
3才から
『はじめてのおつかい』のみいちゃんは、筒井頼子さんの長女のみふでちゃん、泣いているあかちゃんは次女のあさえちゃん、おなかにいたのは三女のあやこちゃんでした。後に、それぞれが主人公になるすてきな三姉妹にお会いした時は、うっとり見とれてしまいました。『まほうのえのぐ』は、描いている間じゅう、こどもの頃に絵を教えてくださった画家の飯島一次先生を思い出していました。私は先生の絵が大好きです。
ほかにも…あさえとちいさいいもうと/いもうとのにゅういん/とん ことり