安野さんのことば
たくさんの魅力的な絵本を生み出してきた、画家・安野光雅さん。世代を超えて多くの読者に愛され、この度の訃報に際しても、SNSなどを通じて多くの方々からコメントをいただきました。安野さんの絵本との思い出をたくさん寄せていただいたほか、安野さんご自身の独特な感性や、ユーモアあふれる語り口のファンだったという声も。
安野さんは、インタビューや著書の中で「自分で考えることの大切さ」についてくりかえし語っています。「自分で考えるくせをつけてほしい」「『考える』ということは、普通に暮らすこと」「本を読むことは、自分の考えかたを育てること」……。こちらのページでは、インタビューやエッセイなどを中心に、安野さんの「ことば」を集めました。いつの時代でも古びない作品のかげにある、安野さんの思いに触れてみてください。
安野さんの創作と人生を聞く、インタビューを特別公開。
人気絵本作家のアトリエを訪ね、創作と人生を聞く「絵本作家のアトリエ」シリーズ。その第2巻から、安野光雅さんを訪ねた回を公開いたします。絵本を手がけることになったきっかけ、創作の裏側、そして次世代を担う子どもたちへの思いなど、読み応えのあるインタビューです。
安野さんの本棚をのぞいてみよう
2018年に刊行された、安野さんのエッセイ『かんがえる子ども』。「考えることは、生きること」と語る安野さんが、執筆時に教えてくださったおすすめの本を、コメント付きでご紹介しています。読書家だった安野さんの本棚をのぞいているような気持ちで、ご覧ください。
また、『かんがえる子ども』の刊行時に安野さんが寄せてくださったエッセイもお読みいただけます。ご自身の幼いころの体験も織り交ぜながら、子どもと創造力について語ってくださいました。
小風さちさんが見た「安野先生」
「わにわに」シリーズで知られる、作家の小風さちさん。実は小学生の頃に、「安野先生」に美術を教わっていたんです。子ども時代の小風さんから見た、安野さんの不思議な魅力を垣間見られるエッセイです。
安野さんの新作絵本
安野さんの絵本デビュー作は、月刊絵本「こどものとも」1968年3月号として刊行された『ふしぎなえ』。その後も「こどものとも」からは、『さかさま』『ふしぎなサーカス』『あいうえおみせ』などの作品が生まれました。そんな安野さんの最後の「こどものとも」作品『なぞなぞ』(2021年3月号)が、2月に刊行されます。同時に、2018年5月に「こどものとも」の1冊として刊行された『しりとり』もハードカバー化。ぜひ一緒にお楽しみください。
▼ふくふく本棚で、紹介記事もご覧いただけます。
三世代で楽しめる、安野さん流のユーモアにあふれた1冊『しりとり』