おうちの方々へ
毎日おうちで工夫をしてすごしているお友だちに
ぐりとぐらからお手紙がとどきました。
ぐりとぐらは、どんなことしてあそんでいるのかな?
まだしばらくは
小さな子どもたちにとって
もちろん保護者のみなさまにとっても
落ち着かない日々がつづくかと思います。
ぐりとぐらからのお手紙
ぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
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『ぐりとぐら』の作者・中川李枝子さんからは、子育て中のお母さんたちへメッセージをいただきました。
中川さん自身、子育て真っ最中のときは、お子さんの食事や健康に気をつかって、余裕なく過ごしていた“お母さん”の一人だったそうです。
それでも、子どもは日々楽しいことを見つけて、夢中になって遊びながら育っている。“それはいつだって変わらないから大丈夫”というエールが、いま大変な思いをされている方の力になりますように。
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「子どもたちは 自由に外を走り回り ともだちと ぶつかり ふれあって 遊びながら育ちます。常に 興味津々 まわりを つまり世の中を見ています。こんな子どもの本質は 今も決して 変らないでしょう。そして子どもの一番 大好きな人は お母さんってことも。お家で 家族そろって ごはんを たべる しあわせ。 中川李枝子」
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お礼のお電話をしたところ、「そうそう、もちろん、“お父さん”も忘れちゃいけないわね。それから、おうちで、たくさん一緒に本を読んでね。今は、みんな大変でしょう。本当に心配しています」と話されていました。
まだしばらくは自由に外出するのもむずかしい状況ですが、子どもたちと、おうちの方々に、早くすこやかな日々が戻ってきますように願っています。
中川李枝子 Rieko Nakagawa
北海道札幌市生まれ。保育園に勤務のかたわら、創作をはじめた。童話『いやいやえん』(福音館書店)で厚生大臣賞、サンケイ児童出版文化賞など、『子犬のロクがやってきた』(岩波書店)で毎日出版文化賞を受賞。主な著書に童話『ももいろのきりん』『かえるのエルタ』『らいおんみどりの日ようび』絵本『はじめてのゆき』『とらたとおおゆき』エッセイ『絵本と私』(以上、福音館書店)など多数。東京都在住。
こちらでは、「ぐりとぐら」のカステラのレシピを公開しています。
おうち時間にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?