小学生の時にアリソン・アトリーの『時の旅人』を読んで、タイムスリップの不思議さと、ゴシックロマン的な中世の雰囲気に夢中になりました。福音館さんでは『ちゃいろいつつみ紙のはなし』や『はりねずみともぐらのふうせんりょこう』『おめでたこぶた』など、今もどんどん良質なアリソン・アトリー作品を発掘し紹介してくれるのでうれしいです。『赤いめんどり』は、おばあさんとめんどりとのあたたかいやりとりや絆が、すばらしいさし絵で表現されています。
基本情報
- カテゴリ
- 読みもの
- ページ数
- 72ページ
- サイズ
- 22×19cm
- 初版年月日
- 2023年09月15日
- シリーズ
- 世界傑作童話
- ISBN
- 978-4-8340-8736-9
- テーマ
- ー
みんなの感想(5件)
小さいころ読んだ『小さい赤いにわとり』をイメージして図書館で借りました。パッとひらいたときの文字が小さめで、待ち時間に子どもたちが手をとってくれるか、ためしに読んでみたところ、おもしろい!!とひきこまれました。手元に新しく置き、他のアリソン・アトリー作品もすべて読んでみようと思います。山内さんの絵が、イギリスの豊かさを含む内容にぴったりでした。この方の作品もさがしてみます。Thanks!
絵本は子どもが主人公という常識的な考え方をしていましたが「老人」が主人公ということで少し意外でした。私も老人なので、うれしい絵本に出会えたと喜んでいます。また山内ふじ江さんの絵が美しく、これはまさに「絵本」なのだと納得しました。アリソンさんと山内さんの絵本に「クリスマスのおくりもの」があるとのことで図書館にききましたが、貸し出し中でした。他にもありますか?アリソンさん、山内さん、各々の作品も拝見したいです。
質素でつつましいけど、穏やかで丁寧で美しい暮らしをしているおばあさんの素敵さ、でも寂しい、その序盤の設定だけでものすごく引き込まれてしまいました。後半、死にもの狂いでおばあさんの所へ戻ろうとするめんどりの想いと、2人の再開するシーンで思わず泣きそうになりました。こんなに胸が熱くなる絵本に出会えたことに感謝です。こんな、心の友と一緒に晩年を暮らせたらと私もそうありたいなと思いました。
最初から最後まで夢のように素敵なお話でした。小学生の読み聞かせにぴったりだと思います。イラストもとても素敵でした。
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