登場する父親と男の子のやりとりがあたたかく、男の子の表情もとても子どもらしくていきいきしています。ちいさなかがくのともなので、そりを滑る要領など盛り込まれていますが、物語として楽しめます。私の住んでいる地方では、雪はほとんど積もらないので、実体験のある子どもは少ないですが、お話会などで読むと、そんなことは関係なく、だんだんに上手に滑れるようになる過程に惹きつけられて、興味津々で喜んで聞いてくれます。実体験が少ないからこそ、絵本の中で体験させてあげられて良かった、と思わせてくれる楽しい絵本です。できれば、ハード版で発行してくださればと思います。
ぼくの そりすべり
ちいさなかがくのとも|2023年1月号
初めてのそりすべり。雪の坂をのぼって、上からすべるよ。ようし、いくぞ……と思ったら、あれ、そりがまっすぐ進まない。こうしたらいい? ああしたらいい? いろいろ試して、さあ今度こそ! そりがシューッとすべりだすと、速い速い。耳元でびゅうびゅう風の音、ほっぺたが冷たい! すべる疾走感、舞い散る雪しぶき……そり遊びを全身で楽しむ絵本です。
- 読んであげるなら
3才から - 自分で読むなら
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