大変手間と時間をかけ丁寧に作られた絵本でした。 真夜中に出発したらビューンと山の頂上まで飛ぶように物語は進んでいった。 暗い山道を切り裂いてコウモリの大群、途中で見つけた珍しいキノコ。父親の教えてくれる遊びはいつもスリリングでちょっと怖い。けれどいつも新しい世界に突き抜ける気持ちになる。青く深い夜が明けて広くて新しい世界を山の頂上から父だこはたこ坊に見せてくれた。 たこぼうは作った紙飛行機は飛ばしたのだろうか。描かれてはいないがきっと色々な可能性を乗せて未来へ飛び立って行くのだろう。 父親の存在はというのは子どもから見て母親よりよく見えない気がする。 この父だこも普段遊んであげられない分常たこぼうの事を想い自分には何ができるかを考えて過ごしていたのだろう。毎日の仕事の看板のパッチワークを継ぎ合わせるように。限られた子どもとの時間の中で何ができるだろうか。。と考える父親だこを想像する。だからこのツーリングは自分のかっこ良い所を見せる晴れ舞台で父としても試されるイベントだったのだ思う。 この絵本は子どもと遊んでやりたい気持ちでいっぱいの父親に特に読んでもらいたい絵本でした。
たこぼうのツーリング
こどものとも年中向き|2022年11月号
タコの男の子たこぼうは、パパお手製のサイドカーに乗って、初めてのツーリングへ出かけることになりました。朝、まだ暗いうちにパパに起こされて、さあ出発。誰もいない町を通り過ぎ、山のてっぺんまでバイクで駆け抜けていきます。急なカーブや長いトンネル。夜明け前のツーリングはスリル満点でちょっぴりこわいけれど、パパといっしょなら大丈夫!
- 読んであげるなら
4才から - 自分で読むなら
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