“苦しい時に助けてもらう出世払い”のようなほのぼのとした人間味のある話が好きです。機会があったら落語、講談、浪曲等で聞いてみたいと思います。
講談えほん
徂徠どうふ
とうふ屋の情けは人のためならず。
はたらき者のとうふ屋七兵衛さんは、ひとりのおさむらいに出会います。おさむらいはよほどとうふが好きなのか、なにもつけずに一丁ぺろりと食べてしまいます。「とうふ代は後ではらう」というのですが、実はとうふ代もはらえないほどまずしい暮らしをしているのでした。話を聞いた七兵衛さんは、こまっているおさむらいを放っておけず、少しでも元気づけようと毎日おからをさしいれることに。ところがある日、七兵衛さんが熱を出してしまいます……。
- 読んであげるなら
ー - 自分で読むなら
小学中学年から