パパゲーノとパパゲーナ

オペラ『魔笛』から生まれたもうひとつの物語

森の人気者、笛吹きパパゲーノのほしいものは、お嫁さん。ある日、美しい娘パパゲーナの噂を耳にしたパパゲーノは、夢をかなえるために、地下の闇に眠る魔法の「銀の鈴」を探しに向かいます。けれども、疲れ果てたパパゲーノを助けに現れたのはよぼよぼのおばあさん。なんと、お礼に結婚をしてくれとせまるのでした。さて、このおばあさんの正体とは? 「銀の鈴」の音が鳴り響くとき、驚きのクライマックスが訪れます。

  • 読んであげるなら
    5・6才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
¥1,650(税込)
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基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
40ページ
サイズ
26×24cm
初版年月日
2017年11月20日
シリーズ
日本傑作絵本
ISBN
978-4-8340-8372-9
テーマ

みんなの感想(3件)

どの頁を繰っても本当に美しい絵本で、作者が「魔笛」を愛好していらっしゃるのが、よく伝わってきます。表紙もパパゲーノの最初のアリアのイメージそのままという感じでしょうか。但、オペラから見ればこの翻案された作品は、幾らか異和感を感じさせる様に思われます。実際に7歳の子どもに二期会の(三十年余年前ですが)「魔笛」を鑑賞させた者にしてみると、本来のオペラ鑑賞をした折に、軽いものであっても異和感を感じさせるかも知れません。少なくとも本人の中では意志的な調整をしなければならないかと存じます。「新しい物語の誕生」を仰るなら、タイトルごと変えてみたら如何でしょう。

色使いがふるってます。クリスマスや春の行事に、こんなお洋服いいかもしれなーいとか、葉っぱと鳩さんの雰囲気いいですね。きょうはくもり空だから、いっそう映えます。

もう60年以上モーツァルトを聴き続けておりますので、この美しい絵本が彼の「魔笛」から生まれたとはびっくり、又感激しました。「魔笛」はモーツァルトの人生の最晩年の苦しい時に作曲されたものと、うかがっています。でもそれはモーツァルトのこの上ない明るさに満ちていて、音楽の大きな力を感じます。

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