小学校の朝読書の時間に読ませていただきました。それまでざわざわしていた子どもたちが てん と そらいろのけもの との追いつ 追われつの様子を息をつめて見てくれました。
そらいろの けもの
かがくのとも|2004年12月号
雪でおおわれた北国の大地を、音もなくクロテンが歩いています。かすかにただよってくる獲物のにおいをたどって、クロテンはいっきに獲物を追いつめます。危険を察知した獲物は、すばやく逃げてゆきますが、獲物が逃げた最後の場所は行き止まりの崖。だが、絶体絶命のピンチにたった獲物は、はるか遠くの森に「飛んで」いったのでした。「飛んで」いった動物は、モモンガでした。ロシアの作家ビアンキが動物の世界をあたたかく、そして優しく描きます。(かがくのとも429号)
- 読んであげるなら
5・6才から - 自分で読むなら
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