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かくれんぼの楽しさ・怖さ 岸田衿子
子どもの頃、無我むちゅうで外遊びをしたわけは、近くに雑木林や竹やぶがあり、丈の高いすすきっ原や畑があって、探検するのにちょうどよかったからです。さっきまで遊んでた仲間が、急に視界から消えてしまうかくれんぼ。生まれてはじめて孤独感を嚙みしめます。
オニも一生懸命だし、隠れるほうも一生懸命。友だちなのにオニがくるとドキドキしてしまう。みつかりたくないけれど、ちょっとはみつけてもらいたい。子どもにしては複雑な気持ちを味わうのがかくれんぼです。
それに隠れていると、地面にムカデとか得体のしれないひからびた虫を発見して、もうみかつってもいいから出て行きたくなります。それでもかくれんぼはやめられず、今でもやっています。ぜったいみつからない㊙の技もあるのです。
(1995年)
基本情報
- カテゴリ
- 月刊誌
- ページ数
- 24ページ
- サイズ
- 21×20cm
- 初版年月日
- 1995年04月01日
- シリーズ
- こどものとも年少版
- ISBN
- ー
- テーマ
- ー
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