面白かった! 次々と傑作を生み出す伊藤遊さんってスゴイ!『鬼の橋』『えんの松原』と同様、思春期の子どもの心理描写は見事ですね。3人の「ゆうき」との別れと、4人目の「ユウキ」との出会いのなかで、主人公が成長してゆく姿が、伊藤遊さんならではの、みずみずしい文で語られていて、一気に読んでしまいました。今の子どもって結構気をつかって生きているんですね。
基本情報
- カテゴリ
- 読みもの
- ページ数
- 208ページ
- サイズ
- 20×14cm
- 初版年月日
- 2003年06月25日
- シリーズ
- 福音館創作童話
- ISBN
- 978-4-8340-0629-2
- テーマ
- お友だち(新学期)/小学中学年からの読みもの/電子版
みんなの感想(3件)
地上の星さんと同様、感動しました。と、言うか感心しました。伊藤さんの作品力に。今、この年代が一番読書から遠ざかっていると言われていますが、そんな彼らに一人でも多くこの本と出会って欲しいと願います。
まぁ!なんてことでしょう!「鬼の橋」「えんの松原」と歴史ファンタジーの道ををずっと行くのかと思っていたら・・・伊藤さんの持つ世界の広さにただただ唖然としてしまいました。子どもの姿を的確に捕らえて、はらはらしたり、ほろっときたり、うふふと笑ってしまったり・・・一気に読んでしまいました。子どもが夢中になること、アイテムをただの流行にするのではなく、きちんとそのときそのときの子どもの気持ちを取り入れて、最後にパンッ!とつなげてしまう・・・お見事です!思い返してみたら・・・ユウキは幼い頃の私たちの友達だったな~と小学生の私がよみがえってきました。
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