こおり
宝石のように透明で色のついた氷を夢みて、インクを水にとかして凍らせてみたら……インクと氷はくっきりわかれて固まってしまった。氷は、水の分子だけで規則正しく手をつないで、水の分子以外のものをおしだしてしまう性質があるからだ。この氷の性質は、地球のおだやかな環境をつくる原動力にもなっていた。ミクロからマクロへ、氷のサイエンス・ジャーニーをお楽しみ下さい!
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読んであげるなら
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自分で読むなら
小学中学年から
カテゴリ | : かがく絵本・図鑑 |
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定価 | : 1,430円(税込) |
ページ数 | : 40ページ |
サイズ | : 26×20cm |
初版年月日 | : 2012年06月10日 |
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ISBN | : 978-4-8340-2716-7 |
シリーズ | : たくさんのふしぎ傑作集 |
その他の仕様 +
みんなの感想(2件)
すずやかでおいしそうなかき氷が描かれた表紙。まずはじめに、水がこおる仕組みをていねいに説明して、どうやったら空気の泡の入らない透明な氷を作れるか教えてくれます。これはこどもがさっそく実験したがりそう。次に「色つきの氷は作れるか?」となげかけ、これまでの実験から、他のものを押し出し水だけでかたまろうとする氷の性質がわかります。そしてここから、そのような性質のお陰で海流が生まれる仕組みへと話がひろがり、氷の性質から地球上で私たちはどれだけ大きな恩恵を受けているか知らされます。すごい! 身近なことから地球規模の話へのダイナミックな転換がわくわくさせられる作品です。
NORISさん
おもしろい☺
アクエリアスさん
お子さんの年齢:中学生
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