すみ鬼にげた
唐招提寺の金堂の軒下四隅に、小さな「すみ鬼」が屋根を支えているのをご存知ですか? そのうちの一人の顔だけが違っているのはなぜか? 今から300年前、時は元禄時代、大工見習いの少年ヤスが、その「すみ鬼」と出会うことから物語が動きだす。この寺を建てた鑑真が中国から渡って来た船に乗り込んでやって来た鬼だったが、見つかって「すみ鬼」されたという。日本の鬼と勝負をしたいという願いを叶えたいと懇願する鬼。さて少年ヤスはどうするのか? 奈良から吉野の山奥へと物語は大きく展開してゆく。
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