小さな針金の人は、この絵本の中で、いろいろな物に出会います。「ジョッキ」「ぽっと」「マヨネーズ」「綿棒」「ビニールテープ」「手袋」「耳かき」等々、みんな見慣れた物ばかり。でもこの人は、とても素直に初めて出会う物の形や触感を楽しみます。その姿がとてもいいのです。その人といっしょにこれらの物と出会うと、身近な物たちが、新鮮な、ぐんと親しい物に思えるのです。そんな物そのものとの出会いの、つつましい喜びをきわめてシンプルにあらわした、とてもすてきな絵本です。

  • 読んであげるなら
    3才から
  • 自分で読むなら
    小学低学年から
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¥990(税込)
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基本情報

カテゴリ
絵本
ページ数
32ページ
サイズ
20×27cm
初版年月日
2008年11月15日
ISBN
978-4-8340-2390-9
テーマ

みんなの感想(2件)

絵本は、詩に似ています。この本にも心地よいリズムがあり、心が揺らされ、余韻が残ります。世界を発見し、感触をたしかめ、不器用でも自分なりの向き合い方をする。大人も久しぶりにその感覚に出会える気がします。

初め自分から持ってくることはなかったのですが、一度読み聞かせをすると「あ!」と本を持ってくるようになり、最近のお気に入りの絵本になりました。

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