ぼりす
少しおっちょこちょいで元気なくまの男の子、ぼりす。誕生以来、世界中で多くの人々に愛されています。
ぼりすについて
ぼりすの誕生
作者のディック・ブルーナさんは、南フランス・プロヴァンスの森で休暇を過ごしていました。その休暇中に、今も世界中で愛されている茶色いくまの主人公・ぼりすを思いつきました。その後、1989年に絵本に登場します。
ガールフレンドのばーばら
「1人より女の子の友達がいたほうが、ぼりすも楽しいに違いない。」とディック・ブルーナさんがぼりすのために登場させたのが、ガールフレンドのばーばらです。いつも元気なぼりすをしっかり者のばーばらが支えます。
「金の絵筆賞」受賞
1990年に作者のディック・ブルーナさんは、前年に刊行された『くまのぼりす』のイラストで、オランダ国内で最も権威があるとされる子どもの本の賞である「金の絵筆賞」をオランダ図書宣伝協会(CPNB)より受賞しました。
ブルーナさんについて
●プロフィール●
1927年、オランダのユトレヒトに生まれる。父の経営する出版社を継ぐために勉強をしつつ、同社で本の装丁や表紙デザインを手がける。国立芸術アカデミーで学んだものの、方向性の違いから退学。マティスやサヴィニャック、カッサンドルなどの作品を研究しながら、自らのデザインスタイルを確立していった。デザイナーとしてポスターなどを制作する一方、1953年に最初の絵本『de appel』を出版。その後、『ちいさなうさこちゃん』『うさこちゃんとうみ』『うさこちゃんとどうぶつえん』(福音館書店)など、120点以上の絵本を世に送り出した。2017年没。
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