魔女の宅急便 その4
キキの恋
子どもと大人のあいだ、キキの新たな旅立ち!
17歳になったキキ。とんぼさんへのあわい恋心も、たしかな想いへと育ちはじめていた。遠くの学校に行っているとんぼさんも、夏休みには帰ってくる! 楽しみにしていたキキのもとに、「山にこもる」と手紙が。とんぼさんと会えないことに落ち着かない気持になってしまったキキは、暗い森に入りこむ。一方、とんぼさんも、キキと同じく自分を見つめ直そうとしていたのだった……。またひとつ結びつきを深めた、ふたりの恋の物語。
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読んであげるなら
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自分で読むなら
小学中学年から
カテゴリ | : 読みもの |
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定価 | : 1,650円(税込) |
ページ数 | : 288ページ |
サイズ | : 21×16cm |
初版年月日 | : 2004年03月10日 |
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ISBN | : 978-4-8340-0586-8 |
シリーズ | : 福音館創作童話 |
その他の仕様 +
みんなの感想(6件)
キキとトンボの関係がすごくドキドキしながら読んだんですが、私の1番好きな話は、ヨモギさんに出会った話が印象的で大好きです。最初の印象はキキはヨモギさんの事が好きではなかったんですが、話したり関わったりする中で、人生で大切な1人になる所が感動して心があたたくなりました。このような話の本を作って下さった事、感謝してます!大好きです。
ももこさん
「何でもできる」
なんて思えるくらいの自信が湧き上がる(だけど、ちょっと触れたら弾けちゃいそうな)
目の前には、真っ白に眩しくて
はじっこなんてまるで見えない世界
浮き足立って
駆け出したくなっちゃうんだ
わからなくなったり、
投げ出したりすることもあるけど
ちょっとずつ自分を知っていく
17歳のころ。
サキキさん
親からもらった1冊目を読んだときはまだ小学生で、13歳でひとりだちするワクワク感でいっぱいでした。
続く2冊目3冊目は最初に比べて難しく、なんか違うなと当時は思ってましたが、ある程度年齢が経ってから読むと思春期特有のモヤモヤと自信と不安に揺れる文章に心が締め付けられて「魔女の宅急便」ってこんなに凄い作品だったんだと気付かされました。
とんぼさんと気持ちが通じたと思ったのに、とんぼさんからの愛情表現がないからとじたばたするキキに「もうちょっと落ち着こう」となだめたくなるし、キキをあしらいつつ着実に先へ進んでるジジに「お疲れ様」と労いたくなります。
ここで話が終わるのかと思ったら最後の1文にガッツポーズをしたぐらいなので、今回更なる続編が出てとても嬉しいです。
きちさん
ひょうげんが細かくて、本にさしえがのっていなくてもそこがどんな所かや、どんな気持ちなのかが分かっておもしろいです。また、たまにおもわずわらってしまうような、キキとジジの会話がすきです。たとえばキキが「相談したいことはいっぱいあるのよ」と言うからジジが「そんなにたいせつな相談なの?」とキキに聞くと、キキは「スリッパは何色がいいか」について話している所です。本の中に入って行けるような気がして、ワクワクしています。
Momokaさん
キキと一緒に成長してきました。初めて原作を読んだのはキキと同じ年のころ。キキの恋を読んでいた時は、私も恋をしていました。キキの思っていることに共感しっぱなしだったなぁ...。最近、憧れていたゆすらうめのジュースを作りました。あまずっぱい初恋の味がしました。いま新しい恋をしているので、キキの恋を読んでがんばろう! キキの方が先にお母さんになっちゃったけど、すぐに追いつくからね。
えみりぃさん
キキのとんぼさんに対する、想いの表現が好きです。10代のときって、こんな気持ちだったなーと誰もが、思いあたる節があるはず。 キキと、とんぼさん、それぞれに抱いている、すれ違った気持ちが、打ち解けあった時、ほっとしました。 初めてのキスの場面もよかった。母親目線で、胸をなでおろしました。
綾さん
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