しずかなおはなし
真夜中の森で起こった、静かな静かな一大事
はりねずみの家族が、真夜中に散歩にでかけました。森の動物たちはみんな眠っていますが、2匹のおおかみだけは目を覚ましていました。おおかみははりねずみをつかまえようとしますが、はりねずみたちが体を丸めて針を逆立てるのでつかまえることができません。そんなとき遠くの森で鉄砲がなりました。おおかみたちが慌てて逃げていったので、はりねずみたちは無事におうちに帰れました。真夜中の森でおこったとても静かなお話です。
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読んであげるなら
3才から
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自分で読むなら
小学低学年から
カテゴリ | : 絵本 |
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定価 | : 1,210円(税込) |
ページ数 | : 12ページ |
サイズ | : 28×23cm |
初版年月日 | : 1963年12月20日 |
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ISBN | : 978-4-8340-0017-7 |
シリーズ | : 世界傑作絵本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(3件)
心癒されるが、ストーリー性ありよい
yosiさん
読み始めるや否や心が静かになります。読みながらいっそう耳をすませるので「ぽとぽと」という音が本当はとても小さいのに間近で聞こえて、はりねずみの親子が足早に歩み去るのを目の前で見ているかのよう。おしだまって、澄んだ夜のはりつめた空気をはりねずみやおおかみとともに呼吸するかのよう。真っ暗な闇のかわりに、ブルーグレーの色が絶え間なく拡がっていておぼろげで東欧を感じさせる、物憂げでありながら美しいところにも魅せられています。日本ではなかなか味わうことのできない世界なのではないかしら。感性が刺激される気がいたします。自然と生命が神秘的で重々しくもそっと暖かく、夜の静けさへ誘ってくれる。そんな一冊に出会うことができて嬉しく思っております。寝る前に息子に読み聞かせております。
ごぶおさん
お子さんの年齢:3才
いっつもはどっちかというと、大きな声で読んでいる私。でも小さな声で・・・というなら、そう読んでみようということで、読んでみたら落ち着くんですよ~。すごい不思議。布団の中にはいって読んでいると、何だか眠くなる・・・そんな感覚でした。小さな声でよんでいるからなのか、ハリネズミとオオカミとのやりあいも結構緊迫感があっていいです。そのせいか息子も真剣に見入っていました。
さやぽん☆さん
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