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ヘスースとフランシスコ
エル・サルバドル内戦を生きぬいて
写真と文で生き生きと描き出す民衆の現代史
若い写真家が飛び込んだ中米の小国、内戦下の難民キャンプでフィルムにおさめた3歳の少女の姿。その後20年にわたって写真家は、彼女の成長とそれをとりまく社会の変貌を、幾度にもわたる訪問で追うことになります。やがて内線の終結、伴侶との巡り会い、出産、地震の災禍。夫となった青年は、幼くして両親を内戦で失い、山岳ゲリラに身を投じた経歴の持ち主でした。写真と文章とが熱く響きあう入魂のルポルタージュ。
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読んであげるなら
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自分で読むなら
小学高学年から
カテゴリ | : 読みもの |
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定価 | : 1,980円(税込) |
ページ数 | : 232ページ |
サイズ | : 22×16cm |
初版年月日 | : 2002年09月25日 |
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ISBN | : 978-4-8340-1885-1 |
シリーズ | : 福音館の単行本 |
その他の仕様 +
みんなの感想(2件)
長倉さんの「草原で読書をするマスード」の写真を見て以来(20年くらい前)、マスードと長倉さんのファンです。マスード関連の本もいろいろ読みました。ヘスースやアフガニスタン「山の学校」を読むと、子どもたちが未来の希望だということが伝わってきます。そして「戦争はいつか終わる」というマスードの願いが実現しますように。長倉さんとアフガニスタンに『アッサラーム・アライクム』。福音館の「こどものとも」「たくさんのふしぎ」は子どもの保育園からのお付き合いで家族の心を耕し、子どもの成長の糧となりました。ありがとう。
佐竹 郁子さん
著者は写真家なので素晴らしい写真が満載です。これは、ヘスースという、神様(イエス)の名前をもつ印象的な瞳を持つ3歳の女の子が難民キャンプで暮らしながら成長して17歳で子どもを生んで家を持って19歳で結婚式をあげるまでの記録です。実は写真展が梅田であって、そこで購入(著者サイン入り!)したのですが、私が一番気に入った、お母さんになった後のサトウキビ畑で笑っている写真がまず見開きに載っていて嬉しかったです。ヘスースが子どもの時の写真もかわいいの!”いつでも笑っていることに決めていた”女の子の太陽のような笑顔の写真がたくさんあります。なぜ、彼女が食べ物も満足に取れない暮らしの中で”笑っていることに決めた”のか、その理由を読み取っていただきたいと思います。ヘスースの夫のフランシスコは戦争孤児でゲリラから警察官になった生い立ちです。なぜ、人がゲリラになったりテロリストになったりするのかその理由も書かれています。そしてこの本は、写真家長倉洋海さんのプロとしての自伝 でもあります。人が自分の仕事を見つける過程のようなものが書かれていると思います。ご参考までに。
ただかなえさん
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