品切れ中です※在庫は小社の在庫状況です。在庫や取扱いの状況は各書店によって異なります。
ゆっくりくまさん
こどものとも 1974年9月号
ゆっくりくまさんは食べ物を探しにやってきましたが、ドングリはリスに、栗の実はサルに、赤い木の実はウサギに、みんな先に食べられてしまいます。でも、川向こうにヤマブドウがあるのを見つけたゆっくりくまさんは、川に大きな石を一つずつ運んでいきました。できあがった飛び石づたいゆっくりくまさんもみんなもおなかいっぱいヤマブドウを食べました。のびのびした絵の絵本です。
-
読んであげるなら
5・6才から
-
自分で読むなら
―
みんなの感想(1件)
45歳になった私自身の幼少時代(1970年代)の一番の愛読書でした。母は既に亡くなりましたが、この本が大好きな私をほほえみながら見ていてくれたのを覚えています。最近になって、たとえ人からひどいことをされても仕返しをしようとか恨むとかいう発想が自分にはなく、最終的に自分が幸せで笑っていられさえすればそれが一番いいじゃないか、そのためには自分の周りの人たちにも笑っていてほしい、という自分の生き方・考え方について振り返ることがあり、母からもらった強さだなぁと思いました。そして、その次の瞬間にこの絵本の名前を思い出しました。覚えているのはゆっくりだけど楽しそうに渡っていく姿と争う必要がないほどたっぷりあるヤマブドウ。読んだとき嬉しいと思ったその暖かさが今も自分の中にちゃんと残っていたことに気づけて、ルーツに戻れる感じでまたとても嬉しいです。絵本の威力。読み返したくなりました。もし新品が買えたら友人のお子さんにもプレゼントしたいと思います。素敵な本をうんでくださり、ありがとうございます。
JURARAさん
感想を書き込む