日々の絵本と読みもの

『だるまちゃんしんぶん』

大人が読む新聞に興味を持つ子どもたちに、ぜひ届けたい『だるまちゃんしんぶん』をご紹介します。

だるまちゃん新聞社の編集長は、そう、だるまちゃん。発行する新聞「だるまちゃんしんぶん」は略して「だるしん」とも呼ばれています。

絵本をあけると、封筒がついていて、その中に春の号、夏の号、秋の号、冬の号と４枚の「だるまちゃんしんぶん」が入っています。
それぞれの新聞には、にっぽんきせつニュース、せかいびっくりニュース、まちやむら あちこちニュースなどのニュースが１面に紹介される他、なぞなぞ、クイズ、ことばあそび、えさがし、俳句など、魅力的な記事が、カラー全４面にたくさん詰まっています。

夏の号の「にっぽんきせつニュース」では、かみなりちゃんやとらのこちゃんが参加する水泳大会が紹介されていたり、冬の号の「まちやむら あちこちニュース」では、てんぐちゃんが審査するてんぐやまの“はなたかくらべ”の様子が記事になっていたり、「だるまちゃん」シリーズの仲間たちが、たくさん登場！ その他、マトリョーシカちゃんやとこちゃんなどの姿もあり、「だるまちゃん」シリーズが大好きな子どもたちはもちろん、加古さんファンには必見の１冊です。

封筒から新聞を引き出す時にワクワク！ いざ新聞を広げてみると、ユーモアあふれる記事に、おなじみの「だるまちゃん」の仲間たち。この絵本は、子どもたちはもちろん、以前、子どもだった大人たちも、手にした瞬間から楽しくなります。ぜひ新聞の隅々まで親子で楽しんでくださいね。

担当A  『だるまちゃんとてんぐちゃん』で2人がやっていたように、だるまちゃんの仲間たちが鼻をつけて“はなたかくらべ”する記事が一番好きです。

2021.07.14

• 絵本
• ４才～

• 

  だるまちゃんしんぶん

  加古 里子 作・絵