子どもたちを惹きつける「ふみきり」が主人公!|ふみきりくん
子どもたちを惹きつける「ふみきり」が主人公!
ふみきりくん
かん、かん、かん、かん。
電車に乗っているときにこの音が聞こえると、あ、踏切があるな、と思います。高架や地下鉄も多い都心ではあまり聞くことのできない「かん、かん、かん、かん」を聞くと、子どもの頃住んでいた街を思い出して、なんだか懐かしい気持ちになってしまいます。
本日ご紹介するのは、そんな「ふみきり」が主人公の絵本、『ふみきりくん』。乗りもの好きの子どもたちにもおすすめの一冊です。
乗りものや人々の安全を守る「ふみきりくん」は、朝から晩まで大忙し。電車が来ると、「かん、かん、かん、かん」という音を鳴らしながら、目をぴかぴか赤く光らせて遮断機を下ろします。
ある日、いつもどおり働くふみきりくんのもとに、先を急ぐトラックくんが猛スピードで走ってきました。だんだん電車が近づいてきます。ふみきりくんは一体どうするのでしょうか ……?!
駅のそばで働くふみきりくんの物語を作ったのは、えのもとえつこさん。子どもたちが自然と気持ちを投影できる乗りもの絵本を作りたいという、えのもとさんの思いを受けて、『新幹線しゅっぱつ!』や『巨大空港』など、乗りもの絵本を多く手がける鎌田歩さんが、絵を描きました。周りの風景をあまり描きこまないことによって、ふみきりくんが子どもたちの目に生き生きと映るように工夫しています。
この絵本の舞台となったのは、京成線の海神駅(千葉県・船橋市)。絵本に登場する「ふみきりくん」に会いたくなった方は、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。
担当・T
久しぶりにライター復帰した入社4年目。最近は海外ドラマ漬けの毎日を送っています。
2019.10.25