日々の絵本と読みもの

「いま なんじ?」、「ちび」と「のっぽ」と楽しく覚えよう。『とけいのほん①』

「いま なんじ?」、「ちび」と「のっぽ」と楽しく覚えよう!

『とけいのほん①』

時計に興味が出てきた子どもたちへ、読み方をどう教えていいのか悩みますよね。幼い子どもたちが楽しみながら時計の読み方を覚えられる絵本をご紹介します。

時計の短針「ちび」と長針「のっぽ」が、散歩にでかけます。「ちび」はのんびり屋なので少ししか進みませんが、「のっぽ」はあわてんぼうなので、どんどん進んでいきます。 ちびがやっと「7」から「8」に進む間に、のっぽはなんと「12」から「12」へぐるりとひとまわり。

さてさて、「いま なんじ?」

大人が無意識に把握している「短針」と「長針」の動きを、それぞれ「ちび」と「のっぽ」の散歩というお話の中で、子どもたちにもわかりやすく説明してくれます。『とけいのほん①』では、ぴったり何時の読み方と、何時半の読み方を、「ちび」と「のっぽ」が教えてくれます。

「分」については、続編『とけいのほん②』をぜひ手にとってみてください。夜、道に迷ってしまった「ちび」と「のっぽ」のもとに「おばけのぼうや」がやってきて……。子どもたちにとって少し難しい「分」の読み方を、とてもユニークで、大人も思わず納得の方法で教えてくれます。

「時計が読める」ようになることは、ひらがなや数字が理解できるようになることと並んで、子どもたちの世界をぐっと広げてくれます。「時計が読める」ことで広がる世界のわくわく感を、絵本を通じて親子で味わってみてください。

2017.06.09

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