編集部にお問い合わせをいただくことが多い、「赤ちゃん絵本」3つの疑問にお答えします!
ことば
心地よいリズム、響きのおもしろさが、赤ちゃんへの
語りかけを豊かにします。
絵
写実的に生き生きと描かれた絵や、色・形を楽しむ絵が、
赤ちゃんの想像力を大きく広げます。
テーマ
動物、のりもの、色・形、親子のふれあい…身のまわりの
世界を描いたやさしい絵本が、赤ちゃんの好奇心を広げます。
絵本選びについてより詳しく
知りたい方はこちらもご覧ください
赤ちゃんとのふれあいを豊かにし、楽しい時間をつくるおすすめの絵本を、テーマごとにご紹介します。
リズミカルな音の響きや、鮮やかな色や形は
赤ちゃんの感性を刺激してくれます。
「きんぎょがにげた」「どこににげた」。金魚鉢から逃げだした金魚は、カーテンの模様の中に隠れたり、花の中に隠れたり。子どもたちの大好きな絵さがしの絵本。
五味太郎 作
空に浮かぶお月さまを、赤ちゃんは不思議な生きもののように見つめます。そのお月さまや、お月さまの前を横切る雲とお話をするように描かれた絵本です。
林 明子 作
さまざまな小さな色玉たちが、ころころころところがっていきます。子どもたちが自分の身体でその動きを感じ、鮮やかな色の世界を楽しむことができます。
元永定正 作
「てん てん てん てんとうむし」「ぐる ぐる ぐる かたつむり」。リズミカルな文章とともに大胆にデザインされた虫たちが登場。子どもたちを楽しい音の世界に誘います。
和歌山静子 作
赤ちゃんの大好きな食べものがいっぱい。
目と耳でおいしさを味わえます。
すいか、もも、ぶどう、なし、りんご……さあ、どうぞ。おいしそうに描かれた果物が次々に登場します。子どもが思わず手を伸ばしてしまう絵本です。
平山和子 作
ぬいぐるみの動物たちと一緒にスープをのみはじめた赤ちゃん。スープをこぼしてしまった動物たちを、赤ちゃんは「きゅっ きゅっ きゅっ」とタオルでふいてあげます。
林 明子 作
「にんじんの すきなこ だあれ」。うまもきりんも、さるもかばもみんなおいしそうに、にんじんを食べます。では、にんじんが大好きな、うさぎさんみたいな元気な子はだあれ?
せな けいこ 作・絵
「ぱんぱん しょくぱん ぽんちんぱん」と、歌のようなリズミカルな言葉にあわせて、食パン、あんパンなど子どもたちが大好きなパンが登場! ユニークで楽しい写真絵本。
柿木原政広 作
今にも動きだしそうな身近な乗りものたちに、
赤ちゃんの目が輝きます。
がたんごとんがたんごとんとまっ黒な汽車がやってきて、コップやスプーン、哺乳瓶が「のせてくださーい」といって乗り込みます。くり返しのリズムが楽しい絵本です。
安西水丸 作
子どもたちが大好きな自動車を1台ずつ丁寧に描きました。身近に見られるバス、パトカー、消防自動車、救急車などが登場します。いろいろな「ぶーぶー」をお楽しみください。
山本忠敬 作
ここは不思議な踏み切り。「かん かん かん」のリズミカルな音に導かれて、遮断機の向こうをいろいろな列車が通ります。食べもの列車、自動車の列車、それからそれから……。
のむら さやか 文 / 川本 幸 制作 / 塩田正幸 写真
「バルバルバルーッ」と軽快に走るバルンくん。坂道を上り、うねうね道を走り抜け、向かった先はサーキット場。仲間と一緒にレースを楽しみます。自動車の様々な表情が楽しい乗りもの絵本。
こもり まこと 作
絵本を通じて、赤ちゃんとスキンシップ。
赤ちゃんは安心感でいっぱいに。
子どもの大好きなライオンやキリン、身近に見られるイヌやネコなどを、やわらかな毛の手ざわりや息づかいまでもが感じられるほどに丁寧に描いた愛情あふれる絵本です。
薮内正幸 絵
よちよち歩きのサルの赤ちゃん。「だっこ だっこ」と家族みんなにだっこをせがみます。最後はお母さんのだっこで大満足。だっこの幸福感をあたたかく描きます。
かみじょう ゆみこ 文 / 100%ORANGE 絵
ひよこさんがひとりでお出かけ。暗くなってきたので、ひよこさんは葉っぱの布団で寝ます。「なんだか とっても あったかい」。気がつくと、お母さんの羽に包まれていました。
征矢 清 作 / 林 明子 絵
パンダの親子も、ネコの親子も、イヌもウサギも、みんなそれぞれのやり方で「ちゅっちゅっ」とふれあいます。もちろん人間のお母さんとぼくも「ちゅっ」。あたたかさがあふれます。
MAYA MAXX 絵・文
当てっこや身体を動かすことなど、
赤ちゃんが好きな遊びがテーマの絵本です。
こんな時間におきているのはだれだ? ふくろうに、くろねこに、どろぼう……。いえいえ、夜中はおばけの時間。なかなか寝ない子は、おばけがおばけの世界に連れていってしまいます。
せな けいこ 作・絵
服を着ようとする赤ちゃんが、すっぽりかぶった服からおててを出し、おかおを出し、あんよを出し……。赤ちゃんが身体の部分ひとつひとつに出会っていく、仕草と表情が愛らしい絵本です。
林 明子 作
暗い部屋にいる黒い影に「でんきを つけて ちょうだい」と呼びかけると、その影がスイッチを入れます。明るくなった部屋にいたのは誰でしょう。当てっこ遊びが楽しい絵本です。
はせがわ せつこ 文 / やぎゅう げんいちろう 絵
「ぺんぎん たいそう はじめるよ。いきをすって~、はいて~」。ペンギンのユニークで愛らしい動きは、まるで体操のよう。読みながら思わず身体が動いてしまいます。
齋藤 槙 作
赤ちゃんが読むのに丁度良かったと思います。音の響きも面白く、色も強烈だし、おまけに穴も空いていたから。11ヵ月の子どもは、この本を読んでもらえるとわかると体でうれしさを表現しています。(Hさん)
駒形克己 作
シルエットの問いかけに答えていく絵本です。絵が写真のように繊細で、はっきりしているので、図鑑感覚で見ることもできるとおもいます。親子、友だち同士でコミュニケーションがとれました。(Yさん)
小西英子 作
最近車がお気に入りの息子。この絵本を読んだらつぼにはまり、「ぶーぶー」「ぷーぷー」といいながら1日10回位、朝昼晩に読んでと持ってきます。もう、3日も続いています。そんな素敵な絵本です。(Mさん)
小風さち 文 / わきさか かつじ 絵
本を置き膝の上から立ったかと思うと、少し歩いて振り向き「おいでおいで」といってといわんばかりのポーズ。本のように呼びかけると歩いてきてだっこ。幸せを感じられる時間をこの本からもらいました。(Pさん)
松野正子 文 / 鎌田暢子 絵
ほかの本と同じように並べているのに、1歳5ヵ月の双子の娘は二人ともこの本ばかり持ってきます。「ぽつぽつ」の雨のしずくを指差したり、「ぐるぐる」と本を回してみたり、楽しく見ているようです。(Fさん)
U.G.サトー 作・絵
赤ちゃんがはじめて出会うのにちょうどいい、シンプルな色と形で構成された動物の絵本が3冊。オランダの絵本作家、ディック・ブルーナの「うさこちゃん」シリーズに並ぶ代表作です。『きいろいことり』『ふしぎなたまご』『ちいさなさかな』の3冊セット。
ディック・ブルーナ 文・絵 / 石井桃子 訳
動物園や海へのお出かけ、雪の日の生活といったうさこちゃんのはじめての体験、そしてうさこちゃんの誕生を描いた絵本を集めました。『ちいさなうさこちゃん』『うさこちゃんとどうぶつえん』『うさこちゃんとうみ』『ゆきのひのうさこちゃん』の4冊セット。
ディック・ブルーナ 文・絵 / 石井桃子 訳
やわらかな色彩と語りかけるような言葉でつくられた、親子であたたかな気持ちにつつまれる絵本が4冊。『くつくつあるけ』『おててがでたよ』『きゅっ きゅっ きゅっ』『おつきさま こんばんは』の4冊セットです。
林 明子 作
子どもたちの日々の生活をテーマにした、せなけいこによるユーモラスなはり絵の絵本セットです。『いやだいやだ』『ねないこだれだ』『にんじん』『もじゃもじゃ』の4冊セット。
せな けいこ 作・絵
赤ちゃんの耳に心地よいリズミカルな言葉と、ユーモアたっぷりの絵。赤ちゃんとの触れあいがもっと楽しくなる絵本セットです。『おでかけ ばいばい』『めんめん ばあ』『くらい くらい』の3冊セット。
はせがわ せつこ 文 / やぎゅう げんいちろう 絵